アルコ&ピースのオールナイトニッポンシリーズ

概要

いくつかの単発回を経て、2013年度からスタートした番組。オードリーのオールナイトニッポンのようなフリートーク中心の番組ではなく、作りこまれた台本をベースにしたリスナーとパーソナリティの掛け合いがメインの番組となっている。

2014年度に1部に昇格し、2015年度に2部へ再降格し、2015年度末に番組は惜しまれながら終了した。オールナイトニッポンで初めて再降格を経験した番組でもある。

番組は二人のフリートークと投稿ネタコーナー、そして番組の核となるリスナーからのテーマメールによって構成される。テーマメールの募集では毎週趣向を凝らした演出がなされ、番組の終盤には「オチ」としてラジオコントが挿入されることも多い。

この趣向を凝らした演出は単発回で「アルコ&ピースの「最後に仕掛けがあるコントの世界」をラジオで形にしたい」とした構成作家の福田卓也と当時のチーフディレクター宗岡芳樹によるものである。

一方でリスナー側は突飛な投稿によって番組の展開を二人の全く意図しない方向に「脱線」させようとする傾向がしばしば見られ、テーマそのものが急遽変更になるほどエスカレートした例もある。こうしたパーソナリティとリスナーのある意味「対決」の構造は番組の目玉となっている。

放送中、2人が扱いに困るメールやネタを「サイコ」と称し、特に平子の逆鱗に触れたものは「サイコボックス行き」とされている。以前はただ音楽が流れているだけだったが、2013年6月の放送アルピーann0から川端要による「Go to the psychobox!(ゴウ トゥ ザ サイコボックス!)」という音声と一緒に音楽が流れるようになった。その後、番組のレギュラーノベルティとして「カンバーバッジ」なるバッジが登場。機会があればその都度、リスナーへのプレゼントとしていたが、2014年3月6日放送アルピーann0では川畑の相方である堂珍嘉邦から「ゲット ザ カンバーバッジ!」という音声を流している。

2014年3月6日放送アルピーann0にて放送は3月分を以て終了とアナウンスされ、MC2人が落ち込む事態になっていたが、その後3時台の終了目前、「自称プロデューサー」である宗岡ディレクターから「4月からは一部昇格」が伝えられた。

2015年2月27日放送アルピーannにて放送は3月分を以て終了とされたが、終了直前に継続を匂わすようなアナウンスが入った。その後、2015年3月6日放送アルピーannにて、宗岡プロデューサーから、金曜一部からの降格が発表された。

2016年2月26日放送アルピーann0にて、放送が3月末を以て終了することを発表。その後、2016年3月3日放送アルピーannにて宗岡プロデューサーが登場し、番組が正式に終了することを通告した。

2016年3月24日放送アルピーann0(最終回)では、放送前にニッポン放送近くのジョナサンに出待ちをするリスナーが多数集結。この情報を知った「おぎやはぎのメガネびいき(TBSラジオ)パーソナリティのおぎやはぎの計らいにより、生放送中にTBSラジオのスタッフがニッポン放送の番組の出待ちをするリスナーにインタビューしに行くという異例の事態が起こった。

コーナー

用語

  • アーティストの乱

2013年7月25日放送アルピーann0から始まった名物企画。四季の季節に関する曲を持つアーティストが戦っている、という設定のもと、戦況報告をリスナーから募集する。ほとんどがカオスな回となっている。最終回となる2016年3月24日放送アルピーann0でも行われたが、あまり盛り上がらず番組は爆散した。

  • 明るい夜に出かけて

主人公がアルピーannのヘビーリスナーという設定の青春小説。当時ディレクターの石井玄が人生で一番泣いた小説らしい。

  • アルピ島

平子が発見した謎の島のこと。2014年5月23日放送アルピーann2014年5月30日放送アルピーannの2週に渡った企画。

  • ER

いわゆる救急救命室のこと。爆発に巻き込まれるなどで負傷したリスナーやADサイトーが搬送され、ほぼ100%担ぎ込まれた患者は一命を取り留める。

  • 一琉

平子の息子。

  • 岩沢厚治

ゆずのメンバー。実家が空手道場であること、『ゆずのオールナイトニッポン』でリスナーとマジ喧嘩したエピソードなどから、アーティスト界最強と位置づけられ「アーティストの乱」企画でほぼ毎回のように名前が上がる。

  • うっざ!

2016年2月26日放送アルピーannのエンディングでのガチの番組終了告知後に飛び出した酒井の本音。二部降格後のレーティングで毎回のように民放首位を記録し、また一度は快挙となる単独首位を記録するなど通年で安定した聴取率を獲得していたのにもかかわらず、丸3年で番組が幕を閉じることに対しての叫びであり、またリスナーの総意でもある。

  • 瑛太

日本の俳優。番組では2013年頃には「家族」で現代社会(大学生)を斬るネタで、2016年頃には「一週間」でちょっとした奇行に走る、といったようなネタが多く採用され、それぞれにシリーズネタとなった。

  • エビバディ

2014年3月20日放送アルピーann0「春歌アーティストの乱」にて登場したアーティスト・LMFAOの楽曲『Shots (feat. Lil Jon)』のサビのフレーズ。番組でイベントを行う際はたびたびこの曲を流す。

  • 太田プロの毒舌王

マシンガンズ西堀のこと。決して有吉弘行のことではない。この文言の告知でゲストが有吉だと思ったリスナーからガチクレームが入ったことがある。

  • おかしいって!

平子が流行らせようとしている言葉だが、一向に流行らない。「い」にアクセントがつく。初登場は2013年11月14日放送アルピーann0「がんばれバナメイエビ」。

  • お侍ちゃん回

2015年10月22日放送アルピーann「バック・トゥ・ザ・江戸 お侍ちゃんと行く秋の江戸時代ツアー」のこと。多くのリスナーが神回と評している。

  • お茶会

2014年10月31日放送アルピーannのこと。多くのリスナーが神回と評している。2014年10月24日放送アルピーannの「読モ回」でアルコ&ピースとリスナーが読モ相手に、そして内容的にもでズタボロになった翌週ということもあってか職人の気合いが入りすぎていた。

  • 隠れmiwa

色々なところに隠れているmiwa。2013年5月2日の放送アルピーann0でmiwa『ミラクル』の曲紹介を酒井が「miwaで『ミワクル』」と噛んでしまい、それにつられて平子も「バーミヤン」を「バーミワン」と噛んでしまったのをきっかけに、リスナーから隠れmiwa情報が続々届いた。

  • 加瀬亮

映画やドラマで活躍する俳優。番組では映画『アウトレイジ ビヨンド』で加瀬演じる石原がイスに縛り付けられ、バッティングセンターでボールをぶつけられ続け絶命するシーンがフィーチャーされることが多い。

  • カンバーバッヂ

面白かったネタや秀でていたものに平子の判断で与えるノベルティ。デザインはヴィレヴァンで買ってきた安い缶バッジに「カンバー」と書いてあるだけのシンプルなもの。平子が「カンバーバッヂ差し上げましょう」と言うと、「Get the カンバーバッヂ」という堂珍嘉邦による音声が流れる。一週間のコーナーで採用された「ベネディクト・カンバーバッチの名前がノベルティっぽく、酒井がボソッと“カンバーバッチ差し上げます”と言う」というネタがきっかけで実際にノベルティとなった。

  • きかんしゃトゥーマス

2014年5月2日放送アルピーannで初登場したキャラクター。

  • キマグレン

『Life』などの代表曲で知られる日本のJ-POPユニット。番組では「アーティストの乱」企画の全回に登場。毎回見事なまでの噛ませ犬っぷりを見せつけながら惨敗していた。しかし2016年3月24日放送アルピーannでの「春歌アーティストの乱」では優勝を成し遂げた。「アーティストの乱」企画では毎回企画説明のあとの一曲目で『Life』が流されるのがお決まり。

  • 小林尊

フードファイター。「相棒ゴーストライターまっしろ」内で何でも水につけるキャラ定着したが、小林尊ネタの投稿数があまりに多くなりすぎたため、2015年2月15日放送アルピーannで小比類巻貴之と共に禁止ネタとなった。

  • 小比類巻貴之

元K-1ファイター。通称”コヒ”。すぐ負けるキャラとして「相棒ゴーストライターまっしろ」でシリーズ化した。本当は強い。

  • サイコボックス

リスナーから送られて来たメールがあまりにもサイコ臭の強かったときなどに、平子の判断でサイコなメールを処分するために入れる箱のこと。2013年4月25日放送アルピーann0放送から設置。この際「Go to the サイコボックス」という川畑要による音声が流れる。サイコポイントを5ポイント獲得したリスナーは然るべき処置を受けることになっており、2016年2月11日放送アルピーann0にてトゥルーマン翔が、2016年3月3日放送アルピーann0放送ではガイルガーゴイルが5ポイントに到達。最終回にて半年の出禁、そしてサイコボックスにぶち込まれていたセルジオ越後の持ってきた人形の処分が言い渡された。

  • 佐久間宣行

テレビ東京のプロデューサー。この番組では佐久間をコネ入社呼ばわりする、ツイッターのユーザー名(ノブロック)や横顔アイコン(現在は変更済み)をイジる、ツイッターで無茶苦茶な大喜利のお題を振るなど、アルコ&ピースとリスナーからは完全におもちゃ扱いされている。2014年10月14日放送アルピーannでは佐久間がサプライズ乱入で爆ハネし、2015年8月29日には念願であったオールナイトニッポンRも担当した。現在の佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)があるのはアルピーannのおかげといっても過言ではない。

  • ザリ

酒井がR1グランプリの予選で披露したピンネタのこと。

  • ジーパンめし

2015年10月8日放送アルピーann0の企画のこと。ベストジーニスト賞を獲るにはジーパンを食べるしかない、ということでジーパン飯の極意を知るリスナーから情報を募集した。「香りエドウィン、味ユニクロ」「デニ食えば 鐘が鳴るなり ステューシー」など、いつもに増してサイコなワードが飛び交う回となった。

  • 邪神

2015年11月12日放送アルピーann0のNOTTVゾーンで平子に宿った何か。当日放送「アルコ&ピースのTwitter真夜中の大炎上」にリスナーから寄せられ自身のTwitterアカウントから投稿された香ばしすぎるツイートの数々を消したいと懇願するあまり、平子がゾーンに入った末に神となり邪神となり、「ツイートを消さないでくれ」と逆のことを言い出すこととなった。本放送よりも邪神となったNOTTVゾーンの方ががメインだと言う人もいる。

  • 神話系メール

2013年10月10日放送アルピーann0の「秋歌アーティストの乱」で「HAN-KUNとオーディンが融合して”ハンディン”になった」というメールをきっかけに大量に送られたメールのこと。

  • スプリング一族

一部時代の初回放送にて、RN「スプリングマインド」のディスメールから派生した一族。スプリングマインドのメールは、AKB48のオールナイトニッポンと比較してがアルピーannのアンチをするという内容であった。

  • タテソト

2014年7月11日放送アルピーannで酒井が自腹で買ったディズニーリゾートの入場券を勝ち取ったリスナー。2015年6月25日配信のPodcast宛に「まだ行けておらず期限が切れそう」とのメールが送られてきたため、酒井と二人きりでディズニーシーへ行くこととなった。

  • This is スパルタ!

2014年6月20日放送アルピーannにおけるメールテーマ。番組後半はリスナーに直電し、例のごとく微妙な空気になりかけたが、R.N玉金ピロリロが爆笑をかっさらい、伝説となった。

  • 読モ回

2014年10月24日放送アルピーannの「史上最大の同族嫌悪!ハガキ職人vs.読者モデル」のこと。リスナーからは”ラジオ史にも残らない、ハナクソみたいな不祥事”と評され、番組史に永久に残り続けるであろう放送回。番組存続に重大な影響を与える回であったため、アルコ&ピースとリスナー共に力が入ってしまい、ゲスト出演した読者モデルの努力も虚しく全く跳ねない放送となってしまった。その後ゲストを番組前半で半ば強引に返し、後半は機転を利かしリスナーからの反省文が募集された。そこの部分だけはリスナーとテレ東P佐久間からの評価は高い。

  • トランプマン

金色のハットと仮面に白塗りの顔という特徴的な出で立ちで一切話さない正体不明のマジシャン。番組では『家族』でトランプマンがMr.マリックやふじいあきら、山上兄弟や米村でんじろうと戦う「マジシャン大戦争」メールが二部一期にシリーズ化し、番組初期のサイコメールの代表的なシリーズネタの一つ。

  • 何卒

2014年8月29日放送アルピーannから番組最後に二人でそろえて言っている言葉。

  • 忍者特需

『THE MAMZAI 2012』準優勝に導いたネタ「忍者で巻物を取りに行く」によってもたらされた大会直後の数多くのオファーのこと。

  • 二部降格

例の読モ回など肝心な時期のSPウィークで数字がとれなかったことなどの煽りを受け、番組が1年で一部から引きずり下ろされてしまったこと。連続した期間の中で一部の番組が二部へ降格するのはオールナイトニッポン史上初。降格発表後、リスナーからは「逆に二部昇格」などのメールがそこそこ送られてきた。

  • バミューダトライアングル

多くの飛行機や船が消息を絶つという都市伝説から”魔の三角地帯”とも呼ばれる海域。2014年12月5日放送アルピーannではバミューダ内部から放送するという体で、「あなたがバミューダでなくしたもの」を募集した。バミューダ内部では『ごくせん』の懐かしいパロディAVや亀田一家のトレーニング器具、なくした将棋の駒8億枚などが落ちているという。企画自体は一部時代随一のクオリティの高さとなった。

  • 番組終了ドッキリ

2014年3月6日放送アルピーann0のこと。オープニングで平子が番組が終了すると報告、終始荒れたままオープニング・トークゾーンへと入る。完全に番組終了を信じ切っていた2人。3時台最後のゾーンで番組終了を伝える正式な書類を届けにやってきた宗岡によって読み上げられた書類は番組の一部昇格を発表するものであり、そこから宗岡がSEKAI NO OWARIの『RPG』を流すまでの見事すぎる流れにアルコ&ピース、リスナー共に呆気にとられながらも感動に包まれた。4時台は喜びを噛みしめるアルコ&ピースのトークとうれしさを爆発させるリスナーのメールが紹介された。

  • 平甲子園

2014年8月15日放送アルピーannで行われた企画のこと。平子が社会から不要論を叩きつけられているリスナーとともに甲子園に出場して「平子不要論」を払拭しようというものであり、最終的にはボストン・レッドソックスを撃破し無事払拭された。前半のお笑いチックな内容から転じて、最後には本気で感動してしまうリスナーも多かった。

  • 平子不要論

平子が進行を担当する週に限って企画やメールが、酒井進行の企画に比べ弱いことで平子が自暴自棄になり主張し始めた説。実際に放送回数を重ねるごとに平子不要論の提唱通り平子主導の回は少なくなっており、スペシャルウィークの平子主導の回は一部昇格以降一切ない。

  • 平子る

平子がサラッと痛いことを言ったり、突然キャラに入り込んでしたりする様。

  • ピンクスパイダー

X JAPANのhideが1998年にリリースしたシングル曲であり、酒井の十八番。通称”ピンスパ”。特番時代から平子が「酒井のピンスパは何故か”聴ける”」と評しており、2013年9月26日放送アルピーann0でキングオブコント6位に終わり肩を落としていた平子を慰めるために初披露。2015年1月のイベント『ALL LIVE NIPPON』でも披露した。

  • ポンポンポロンポンポン

2016年2月11日放送アルピーann0「グラミー賞、今年は何がノミネートされてんの?」でエド・シーランの「Baby now!」の追走を振り切り、見事11部門でノミネートを果たした久保田利伸の陽気なリズム。正確には久保田利伸の楽曲『Bring me up!』の一節”bon bon baro bon bon!!”。

  • 真由美

平子の妻

  • 美月

平子の娘

  • ミニ四駆

2014年2月27日放送アルピーann0「ストーンズvs.クラプトン」にて罰ゲームとして平子が丹精込めて肉抜きしたアスチュートが徐々にADサイトーの手によってバラバラにされていき、最後はリスナーにプレゼントされてた。

  • 寄せ書き

2015年12月3日放送アルピーann0の「平子祐希さんへの寄せ書きをみんなで書こう!」で誕生日を迎えた平子にリスナーからのメッセージを集めたプレゼントのこと。一通目から平子の高いプライドをゴリゴリにえぐってくるボロクソのメールが、また平子の父や地元の駄菓子屋のおばさんを名乗る者からも平子の自尊心を大いにえぐるメールが寄せられた。当日集まったメールの束は酒井からガチ誕生日プレゼントであるネクタイピンと共に贈られている。

  • ラジオ24

2015年12月17日放送アルピーann0の「ラジオ24! ジャックと解決!クソぅ!芸能事件簿2015!!」のこと。ゲストにジャック・バウアー(どきどきキャンプ岸)と太田プロの毒舌王(マシンガンズ西堀)を迎え、2015年の芸能界のクソみたいなニュースを斬るという企画。になるはずだったのが、番組史上恐らく最短の12分でジャックの暴走により企画変更となった。

  • リス電

リスナーとの電話のこと。「This is スパルタ」「I am ヘラクレス」「エビバディ選手権」などこの電話に頼り切る企画もあったがことごとく跳ねることはなく、あまりの酷さにテレ東プロデューサー佐久間から”無策”と評されるほど。スタッフ内の検討の末、リス電は当分の間封印されていたものの、2015年10月1日放送アルピーann0の「びっくりぽん大賞」で満を持して復活。しかし案の定悲劇は繰り返されNOTTVゾーンで電話を繋いだリスナーに再度電話をかけ、反省会が行われる無残な結果となり再度封印となった。

 

スタッフ

プロデューサー宗岡芳樹

ディレクター石井玄

AD齋藤修

作家福田卓也

サブ作家畠山健など

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%26%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

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